Code Geass Lolouch of the rebellion piano solo collection

ルルーシュ大好き

コードギアス 反逆のルルーシュ ピアノソロコレクション を元にしたピアノソロスコアです。楽曲そのものは複数の編曲者による作ですが、本書の楽譜監修はピアニート公爵ひとりによって行われています。採譜者がクレジットされていない点、商品説明欄の『そのまま採譜して収載しています』という文言から実際に使用された譜面かと思っていましたが目次ページの下部に『CDの演奏と楽譜については、一部異なることろがありますのでご了承ください』の一文がありました。細かいところではありますが映像作品のスコアというものはファンアイテムの要素もあるため、こういった点はしっかりと明示すべきだと思いました。さて肝心の内容ですが「高難易度のファン向けスコア」でした。演奏できる人が極めて限られるというレベルではありませんが、独学で弾きこなせる人はあまり多くないでしょう。幸いながら難しい部分の省略が致命的な違和感につながらないことが多いため本書をベースに自分が気持ち良いと感じられる範囲でアレンジして楽しむのがよいと思います。楽譜通りに打ち込みをしてメロディの妙を分析し味わう、といった楽しみ方もいいでしょう。作品やアレンジCD、そして原曲に思い入れのない人が単に良い曲として挑戦するにはハードルが高いです。また冒頭には公爵による「演奏解説」が記されていますが、技術的なアドバイスは少なく『勇ましい中にも独特の妖しさが色濃くにじむ歌楽曲です』といった感想文のようなものに文字数を奪われてしまっているのが惜しいところ。細かな不満点はあるものの完成度が高いことに間違いはなく、既刊の関連書籍と比べて歯ごたえのある作品に仕上がっています。 コードギアス 反逆のルルーシュ ピアノソロコレクション

最高傑作アニメのひとつ、コードギアス反逆のルルーシュ。特に劇中で流れる音楽はもう完璧と言って良いほど秀逸で、そのピアノ版もまた素晴らしい。ALI PROJECT に関しては、エコエコアザラクでハマったのが遥か昔。それからはずっとアニメでコレクション。黒石ひとみに関しては、ここ最近、コードギアスとラストエグザイルから選んで携帯音楽プレーヤに移し、作業用としてずっとリピート再生して聴いておりました。ロロの最期の場面と、Ｒ2ラストの群集蜂起からC2干草までの場面の曲はもう、聴いたら泣く。書籍は思ったほどボリュームはなかったけれど、楽譜の他すべての曲とシーンについての解説があり、劇伴のピアノアレンジを聴きながら、音符を見るだけでも結構楽しい。ピアノが弾けなくても、コードギアスとその楽曲とピアノが好きなら持っていたい特別な一冊。

2018年3月発売のCD「コードギアス 反逆のルルーシュ ピアノソロコレクション」の、完全マッチングピアノ楽譜集とありますが、実際には完全ではないようです。目次ページに『CDの演奏と楽譜については、一部異なることろがあります。。。』と記載があります。ただ、実際にCDと聞き比べると98%くらいは譜面通りでしたので、それほどこの楽譜の価値の欠損にはならないかと思います。譜面は非常に難しく商品説明にもあるように上級者じゃなければそのままでは演奏できないと思います。ただ、CDを聴きながら気に入ったフレーズを弾くだけでもとても楽しいです。ピアノが弾ける(もしくは打ち込める)コードギアスファンには絶対にオススメです。

ピアノレッスンのレベルだとソナタが弾ける程度は技力が必要です。ただし、その分忠実な内容になっているので、弾くと満足度は高いです。