Tsugi no Giseisha o Oshirase Shimasu: Shi to Zetsubou o Nori Koeru [Japan Import]

ついさっきクリアしての感想です。前作では市民である森崎が主人公でしたが、今回は探偵である浅川が主役となります。序盤の展開は前作と同じなんですが、中盤以降に大きく1巻と比べて大きく展開が変わります。前回ではわからなかった残り２人のシリアルキラーについても書かれていたりしていて、1巻では解明できなかった謎が明らかになります。処刑シーンの残虐性や参加者内での疑心暗鬼なムードがすごく、殺し合いという雰囲気が前作以上に大幅に出てました。序盤の展開も手を抜かず変化させていればよかったかなと思うところはありますが、それでもストーリーは充分緊張感があったのでとても楽しめました。

他二作もプレー済みです。結局Xが分からなかったり、Xが正体を自ら明かしてきたりするわけではなく、楓が自分でXを見つけ出し直接対決になります。前作をプレーして、消去法でXが誰かは分かっていましたが、最終的に生き残った人を見て……。男子の人数が少ないですが、頑張ってほしいと思います。

一巻もそうですが、主人公に好感が持てるか、感情移入できるかで個々の面白さも変わります。システム面は可もなく不可もなく。ボリュームは相変わらず少なめ。二巻は頭のキレるクールビューティな浅川楓視点として物語が展開し、一巻で明かされなかった謎も含め、解かれて行きますが、一巻と違って途中から全く違った展開になりますので素直にハラハラさせられ面白いです。楓の思考、決断、観察力などが素晴らしいので→さすがはお姉さま?一巻が物足りないだけに、二巻は完成度が高いです。くれぐれも二巻をプレイしてから一巻をやらないように。